【社労士試験|自己採点】令和5年度(2023年度)社会保険労務士試験を終えて自己採点してみた!


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第55回|社労士試験を終えて

令和5年8月27日(日) 第55回|社会保険労務士試験が実施されました。

今回で5度目の挑戦となった私。

昨年(令和4年度)は総得点では合格ラインを超えるも、選択式試験2科目で合格ラインに達せず足切り不合格という結果に…

しかし社労士試験というのは少なからず運的要素も必要ですし、難解ですし、非常に過酷な試験だと思うんですよねぇ😩

これまで1度でも受験経験のある方なら、きっと多くの方がその“過酷さ”を理解してくださるのではないでしょうか?


特に午前中に実施される『選択式試験』がこの試験を難化させ、受験生を泥沼へと引きずり込んでいく制度になっていると思うのです。

選択式』もうこの言葉に恐怖さえ感じてしまうのは私だけではないはずです…

この試験方式がある限り「社労士試験は運ゲー」と言われても仕方のない部分があるように思うんですよね。

いやぁ本当に真面目な話、ちゃんと努力が報われ、実力が評価される試験制度に変わって欲しい。心底、そう願います。


と少し愚痴ってみましたが、このブログを読んでくださる方の中には「社労士試験ってそんなに難しいの?」とか「制度そのものがよく分からないんだけど??」という方もいらっしゃると思います。

そこで本記事においては『社労士試験』というモノについてその試験概要なども少しご紹介しながら、メインテーマである今回の私の自己採点結果を晒してまいります。

それでは以下、目次となります。

長文・乱文ですが、どうぞ最後までお付き合いください🙇‍♂️

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社労士試験の概要等

例年、社労士試験は大きく分けて以下の8科目から出題されています。

  1. 労働基準法及び労働安全衛生法
  2. 労働者災害補償保険法及び労働保険徴収法
  3. 雇用保険法及び労働保険徴収法
  4. 労務管理その他の労働に関する一般常識
  5. 社会保険に関する一般常識
  6. 健康保険法
  7. 厚生年金保険法
  8. 国民年金法


また試験方式としては、午前中に実施される選択式試験と午後に実施される択一式試験とにわかれます。

なお選択式試験は上記8科目択一式試験は上記4.5の一般常識が1科目に統合されて7科目での出題となり、試験時間は例年選択式試験が10:30〜11:50までの80分択一式試験が13:20〜16:50までの210分となっています。

午前の選択式は1点の重みが凄いため手が震えるほどの緊張感に包まれ、午後の択一式は3時間30分という長時間ゆえ脳の疲労感が尋常ではありません…

そしてこの試験、各科目毎に基準点(最低合格ライン)が設けられており、基本的に選択式では各科目5点満点中3点以上択一式では各科目10点満点中4点以上は得点しなければなりません。

ですから全ての科目を満遍なく学習して全ての科目で基準点を超え、かつ、総得点で合格ラインを超えなければならないのです。

令和4年度の合格ライン

ちなみに昨年度(2022度)の合格基準点(合格ライン)は以下のとおりでした。

【選択式】
各科目3点以上 かつ 総得点27点以上

【択一式】
各科目4点以上 かつ 総得点44点以上


そして昨年、不合格となった私の点数が⬇️こちら💦

選択式も択一式も総得点では合格基準点を満たしているものの、選択式の「雇用保険」と「社会保険に関する一般常識」の2科目が基準点の3点に満たず不合格となりました😂

『選択式』にやられてしまったわけです…


過去10年間の合格ライン(合格基準点)

参考までに過去10年間の合格基準点と合格率もご紹介してみます。

2022年】選択式:27点(各科目3点以上)、択一式:44点(各科目4点)、合格率:5.3%

2021年】選択式:24点(労働一般1点、国民年金2点、その他科目3点)、択一式:45点(各科目4点)、合格率:7.9%

2020年】選択式:25点(労働一般2点、社会一般2点、健康保険2点、その他科目3点)、択一式:44点(各科目4点)、合格率:6.4%

2019年】選択式:26点(社会一般2点、その他科目3点)、択一式:43点(各科目4点)、合格率:6.6%

2018年】選択式:23点(社会一般2点、国民年金2点、その他科目3点)、択一式:45点(各科目4点)、合格率:6.3%

2017年】選択式:24点(雇用保険2点、健康保険2点、その他科目3点)、択一式:45点(厚生年金3点、その他科目4点)、合格率:6.8%

2016年】選択式:23点(労働一般2点、健康保険2点、その他科目3点)、択一式:42点(一般常識・厚生年金・国民年金は3点、その他科目4点)、合格率:4.4%

2015年】選択式:21点(労働一般2点、社会一般2点、健康保険2点、厚生年金2点、その他科目3点)、択一式:45点(各科目4点点)、合格率:2.6%

2014年】選択式:26点(雇用保険2点、健康保険2点、その他科目3点)、択一式:45点(一般常識3点、その他科目4点)、合格率:9.3%

2013年】選択式:21点(社会一般1点、労災保険2点、雇用保険2点、健康保険2点、その他科目3点)、択一式:46点(各科目4点)、合格率:5.4%


上記のように基準点は基本的に選択式は各科目3点以上、択一式は各科目4点以上となるのですが、この試験は相対的試験であるため◯点とれれば必ず合格といった明確な基準がありません。

全受験者に占める正答率等によって基準点が決定され、合格者数・合格率が決まるのです。

そのため多くの受験生の出来が悪い科目については『救済』と言って、各科目の基準点(合格ライン)が引き下げられる制度があります。


過去10年を見渡しても昨年(2022年)だけが「選択式の救済がない」珍しい年だったわけで、それまでは当たり前のように毎年、選択式試験については『救済』が発動されていましたが今年はどうなるのでしょうか?

今年の受験生のデキが合格ラインを決めることになります。

試験終了後の感想

さて私の試験結果等の話に戻しますと、まぁ試験直後の感想としては「選択式試験は多分大丈夫」だけど「択一式試験は難しかったなぁ」という感じでした。

ただ、試験を受ける環境については過去イチ良かったんですよね。

昨年の立教大学は本当にギュウギュウ詰めの箱詰め状態で最悪でしたから、場所は遠くても東京ビッグサイトは広々とした空間でしたし、席は一番前でしたし、隣の方は欠席されていましたし、周りの受験生も常識ある方達で本当に良かった。

そんな好環境での受験ということもあって、試験終了後には「終わった」そんな言葉とともに充足感に包まれました。

令和5年度試験の自己採点結果

そして試験の翌日、高鳴る鼓動と震える手を制しながら自己採点した私の試験結果は以下のとおりです。


解答は模試でお世話になった『LEC東京リーガルマインド』さんのデータを出力して使用させていただきました。



あれれ?試験終了後に感じた選択式への自信はどこへ行ったのでしょうか?今年もまた選択式で基準点割れしてしまうという結果に😵

選択式試験の厚生年金が2点…

あと1点取れていれば、きっと合格できていた…

今年も総得点では合格ラインをクリアしそうなだけにメチャクチャ悔しいです💦


現段階で各資格予備校さんが予想している合格ラインは

選択式:28点(各科目3点以上で救済なし)

択一式:45点(各科目4点以上で救済なし)

このあたりが多いように感じます。
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まとめ

さてここまで『令和5年度(2023年度)社会保険労務士試験を終えて自己採点してみた!』というタイトルで記事を書いてまいりました。


今回で5度目となった私の社労士試験への挑戦。

現時点では『救済待ち』というなんとも情けない状態ではありますが、正直、私は厚生年金の選択式は『2点救済』があると思っています。

いやぁきっと救済があるでしょう、厚生年金は救済があるはずです‼️(切望…)

厚生年金の選択式最初の2問なんてかなり意地悪な問題だと思いますよ。

この問題、選択肢がなかったとしたら条文番号を頼りにするしかなく、それを明確な根拠として解答できた人ってどれくらいいるんでしょうね?こんなのほぼ連想クイズじゃないですか…

そもそも何の知識を問う問題だったかさえ分かりませんし、人の人生を大きく左右する国家資格試験問題として適切だったんですかね?

もういっそのこと『穴埋め選択式』をやめて『穴埋め記述式』に変えた方がこんなトリッキーな問題が出題されにくくなると思いますし、ちゃんと努力が実る試験になると思うんですけどね。


あっ、すみません😓溜まってた鬱憤を一気に撒き散らしてしまいました💦


まぁ兎にも角にも全ては2023年10月4日の合格発表で明らかとなり、どう足掻こうがその結果を受け入れるしかないわけですが…